通常,音声合成システムの構築では, 「平常」の音声データベースを学習することでモデルを作成します. しかし,より感情のこもった音声を学習するとどんな音声が合成できるのでしょうか? ここでは学習に「怒り」の音声を用いた場合の合成音声を紹介しています.
この技術を用いると,最後の例のように通常の文も「怒り」の感情で合成することができます. この技術によって,より人間に近い感情のこもった音声の合成が期待でき, 声優アプリケーションや映画の自動吹き替えシステムなどへの応用が考えられます.