julius/multi-gram.h

複数の文法を同時に扱うための定義． [詳細]

#include <julius.h>

multi-gram.hのインクルード依存関係図

このグラフは、どのファイルから直接、間接的にインクルードされているかを示しています。

ソースコードを見る。

データ構造
struct	__multi_gram__
	Grammar holder [詳細]
struct	__gram_list__
	List of grammars to be read at startup [詳細]
マクロ定義
#define	MAXGRAMNAMELEN   512
	Maximum length of grammar name
#define	MULTIGRAM_DEFAULT   0
	Grammar hook value of no operation
#define	MULTIGRAM_DELETE   1
	Grammar hook value specifying that this grammar is to be deleted
#define	MULTIGRAM_ACTIVATE   2
	Grammar hook value specifying that this grammar is to be activated
#define	MULTIGRAM_DEACTIVATE   3
	Grammar hook value specifying that this grammar is to be deactivated
型定義
typedef __multi_gram__	MULTIGRAM
	Grammar holder
typedef __gram_list__	GRAMLIST
	List of grammars to be read at startup
関数
void	multigram_add (DFA_INFO *dfa, WORD_INFO *winfo, char *name)
boolean	multigram_delete (int gid)
void	multigram_delete_all ()
boolean	multigram_exec ()
	グローバル文法の更新
void	multigram_activate (int gid)
void	multigram_deactivate (int gid)
void	multigram_read_file (char *dfa_file, char *dict_file)
void	multigram_add_gramlist (char *dfafile, char *dictfile)
void	multigram_remove_gramlist ()
void	multigram_read_all_gramlist ()
void	multigram_add_prefix_list (char *prefix_list, char *cwd)
	プレフィックスから複数の文法を起動時読み込みリストに追加する．
void	multigram_add_prefix_filelist (char *listfile)
	リストファイルを読み込み複数文法を起動時読み込みリストに追加する．
int	multigram_get_active_num ()
int	multigram_get_gram_from_category (int category)

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説明

複数の文法を同時に扱うための定義．

作者:

Akinobu Lee

日付:

Fri Jul 8 14:47:05 2005

Revision

1.3

multi-gram.h で定義されています。

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関数

void multigram_add	(	DFA_INFO *	dfa,
		WORD_INFO *	winfo,
		char *	name
	)

現在所持している文法のリストに新たな文法を追加登録する．

引数:

	dfa	[in] 追加登録する文法のDFA情報
	winfo	[in] 追加登録する文法の辞書情報
	name	[in] 追加登録する文法の名称

multi-gram.c の 291 行で定義されています。

参照元 msock_exec_command()・multigram_read_file().

boolean multigram_delete

(

int

delid

)

文法リスト中のある文法を，次回更新時に削除するようマークする．

引数:

delid

[in] 削除する文法の文法ID

戻り値:

通常時 TRUE を返す．指定されたIDの文法が無い場合は FALSE を返す．

multi-gram.c の 342 行で定義されています。

参照元 msock_exec_command().

void multigram_delete_all

(

)

文法リスト中のすべての文法を次回更新時に削除するようマークする．

multi-gram.c の 372 行で定義されています。

参照元 msock_exec_command().

boolean multigram_exec

(

)

グローバル文法の更新

文法リストの削除または追加をチェックし，それに対応してグローバル文法 を更新する．

リスト中に削除マークがつけられた文法がある場合は，その文法を削除し， グローバル辞書を再構築する．新たに追加された文法がある場合は， その文法を現在のグローバル辞書の末尾に追加する．

上記のチェックの結果グローバル辞書に変更があれば，その更新されたグローバル 辞書から木構造化辞書などの音声認識用データ構造を再構築する．

戻り値:

常に TRUE を返す．

multi-gram.c の 587 行で定義されています。

参照元 final_fusion()・main_recognition_loop()・msock_exec_command().

void multigram_activate

(

int

gid

)

文法リスト中の指定された文法を，有効化する．ここでは次回更新時に 反映されるようにマークをつけるのみである．

引数:

gid

[in] 有効化したい文法の ID

multi-gram.c の 444 行で定義されています。

参照元 msock_exec_command().

void multigram_deactivate

(

int

gid

)

文法リスト中の指定された文法を無効化する．無効化された文法は 認識において仮説展開されない．これによって，グローバル辞書を 再構築することなく，一時的に個々の文法をON/OFFできる．無効化した 文法は multigram_activate() で再び有効化できる．なおここでは 次回の文法更新タイミングで反映されるようにマークをつけるのみである．

引数:

gid

[in] 無効化したい文法のID

multi-gram.c の 490 行で定義されています。

参照元 msock_exec_command().

void multigram_read_file	(	char *	dfa_file,
		char *	dict_file
	)

dfaファイルとdictファイルを読み込んで文法リストに追加する．

引数:

	dfa_file	[in] dfa ファイル名
	dict_file	[in] dict ファイル名

multi-gram.c の 689 行で定義されています。

参照元 multigram_read_all_gramlist().

void multigram_add_gramlist	(	char *	dfafile,
		char *	dictfile
	)

起動時読み込みリストに文法を追加する．

引数:

	dfafile	[in] DFAファイル
	dictfile	[in] 単語辞書

multi-gram.c の 756 行で定義されています。

参照元 final_fusion()・multigram_add_prefix_filelist()・multigram_add_prefix_list().

void multigram_remove_gramlist

(

)

起動時読み込みリストを消す．

multi-gram.c の 778 行で定義されています。

参照元 opt_parse().

void multigram_read_all_gramlist

(

)

起動時に指定されたすべての文法の内容を読み込む．

multi-gram.c の 805 行で定義されています。

参照元 final_fusion().

void multigram_add_prefix_list	(	char *	prefix_list,
		char *	cwd
	)

プレフィックスから複数の文法を起動時読み込みリストに追加する．

プレフィックスは "foo", あるいは "foo,bar" のようにコンマ区切りで 複数与えることができます．各文字列の後ろに ".dfa", ".dict" をつけた ファイルを，それぞれ文法ファイル・辞書ファイルとして順次読み込みます． 読み込まれた文法は順次，文法リストに追加されます．

引数:

	prefix_list	[in] プレフィックスのリスト
	cwd	[in] カレントディレクトリの文字列

multi-gram.c の 840 行で定義されています。

参照元 opt_parse().

void multigram_add_prefix_filelist

(

char *

listfile

)

リストファイルを読み込み複数文法を起動時読み込みリストに追加する．

ファイル内に1行に１つずつ記述された文法のプレフィックスから, 対応する文法ファイルを順次読み込みます．

各行の文字列の後ろに ".dfa", ".dict" をつけたファイルを， それぞれ文法ファイル・辞書ファイルとして順次読み込みます． 読み込まれた文法は順次，文法リストに追加されます．

引数:

listfile

[in] プレフィックスリストのファイル名

multi-gram.c の 902 行で定義されています。

参照元 opt_parse().

int multigram_get_gram_from_category

(

int

category

)

単語カテゴリの属する文法を得る．

引数:

category

単語カテゴリID

戻り値:

単語カテゴリの属する文法のIDを返す．

multi-gram.c の 999 行で定義されています。

参照元 msock_pass2()・ttyout_pass2().

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